アロマテラピー - Aromathérapie
アロマテラピーは、植物から抽出したエッセンシャルオイルを用いて自然治癒力を高める療法です。
アロマテラピーのアロマは香りという意味です。
一般的に、病気というほどではないが、体調が優れない時や、ストレスなどの心身性の不調を整えるのに有効です。
最近は、スキンケアとして、また、デトックス効果のあるマッサージのオイルとして注目されています。
アロマテラピーは、病気に直接作用するというよりも、エッセンシャルオイルの香りや成分の癒し効果が、メンタル面で病気を克服するために役立ちます。
病人を看病する側のメンタルケアとしても有効です。
アロマテラピーの父
アロマテラピーの歴史は古代エジプトまでさかのぼりますが、近代アロマテラピーの父と呼ばれているのはロネ-モーリス ガットフォッセ(René-Maurice Gattefossé 1881-1950)です。父親が香水とコスメティック製品の会社を経営していたため、幼いころから香りの中で育ちました。フランスのリヨン大学で科学を学んだ後、父親の会社に入り、製品開発のための研究を始めました。ある日ロネ-モーリス ガットフォッセは、会社の研究所で起きた爆発事故でやけどを負ってしまいます。そのとき、たまたま手に持っていたラベンダーのエッセンスがやけど部分に偶然的にかぶってしまいました。しかし、その後の快復の早さに彼自身が驚き、アロマテラピーの研究を始めるきっかけになりました。